アニメ シュタインズ・ゲート ゼロ1話の考察をしていきたいと思います。ご参考になれば幸いです。
※アニメ1期視聴済み・シュタインズ・ゲートゼロ未プレイでの考察になります。ご了承ください。
目次
岡部倫太郎はなぜ中二病をやめてしまったのか
岡部が厨二病じゃないとかなC #シュタゲ
— ようせん@ぼっち党員 (@sakuya_1639) 2018年4月11日
牧瀬紅莉栖のことが救えず人が変わってしまったようになった岡部倫太郎。
余りに衝撃的な出来事なので視聴者も困惑していましたね。
彼がなぜ中二病をやめてしまい普通の大学生に戻ったのでしょうか。
自分の限界を知ってしまったから
やばい岡部絶対また鬱やん
— ?? (@sarahsg_) 2018年4月11日
牧瀬紅莉栖が救えないと知ってしまい絶望している岡部倫太郎。
どれだけタイムトラベルをしても世界線を変えられないということを
悟ってしまい自分の限界を知ってしまった。
自分が牧瀬紅莉栖を「救えるかもしれない」と思っていた内は
狂気のマッドサイエンティストとして世界線の探求に努めることもできたのでしょうが
もうその必要もなくなったということで普通の大学生に戻ってしまったのだと思われます。
非日常に逃げたい
普通の大学生は合コンなんてしねえよ岡部倫太郎絞め殺すぞ
— さっきょ (@sakkyo_) 2018年4月11日
岡部倫太郎にとっては突拍子もないような実験をして失敗したり
変人たちばかりいるラボメンたちとの交流が「日常」なんですね。
しかし牧瀬紅莉栖の死によってそういった「日常」を思い出したくない。
だからテニスサークルや合コンといったことに励んでいるのだと思われます。
まだ岡部倫太郎の「日常」の友人であるフェイリスやまゆりが気味悪がっていたのも
岡部倫太郎にとって一番縁のないであろう「非日常」を彼が過ごそうとしていた
からではないでしょうか。つまり岡部の「日常」の人格である「鳳凰院凶真」という設定から
逃げるために「岡部倫太郎」という「非日常」を過ごすことを決めたのだと思われます。
研究したくなくなった
タイムリープマシンもタイムマシンも絶対に作ったらいけない!たとえ理論を思いついても方法が分かったとしても決して作ったらいけないんだ! 【STEINS;GATE 岡部倫太郎】
— アニメ台詞bot (@mss_anibot) 2018年2月1日
岡部倫太郎に研究欲が無くなったのも大きな要因かと思われます。
好奇心旺盛で行動派だった「鳳凰院凶真」という研究者の人格が
牧瀬紅莉栖の死によって壊れてしまった。そしてあらかた
タイムトラベルの仕組み・危険性もわかってしまったためもう
研究する意欲がないのでしょう。研究欲がなくなった以上
「鳳凰院凶真」でいる必要もなく「岡部倫太郎」に戻ってしまったのだと思われます。
岡部倫太郎にとって「鳳凰院凶真」とは何だったのか?
岡部倫太郎の素は鳳凰院のほうじゃないかなぁと思う。β世界線の岡部は本音をおし殺して周りに合わせ、(ラボメン含め)周りも岡部の心情をそれとなく感じながら触れないでいる雰囲気。誰かと話していても感情が上滑りしていて、噛み合っていないし誰にも心を許していない。 #シュタゲ
— 縁石みどり(療養中) (@M_endlesswaltz) 2018年4月11日
「岡部倫太郎」の設定上の人格が「鳳凰院凶真」であるというのが普通の見方だとおもわれます。しかし実は逆なんですよね。
なんでもない気弱で普通の大学生である「岡部倫太郎」という人格こそ仮初めで「鳳凰院凶真」という
好奇心旺盛で自信に満ち溢れた人格になることが彼本来の姿を取り戻したといえるのではないでしょうか。
つまり「鳳凰院凶真」こそ彼であり彼そのものなんですね。その姿になったときはじめて牧瀬紅莉栖を救える。
ですのでシュタインズ・ゲートゼロは「鳳凰院凶真」を取り戻す物語になるといえるでしょう。
「鳳凰院凶真」になるためには何が必要か
では彼が鳳凰院凶真になるためには何が必要なのかちょっと考えてみます。
1期のアニメを見る限り主に3つの要素が必要かと思われます。
- 「仲間」の協力
- 「理論」の構築
- 岡部の「行動」
「仲間」の協力
まずこれは不可欠ですね。dメールの過去改変をなくす事も
ルカ子、フェイリスといったラボメンの仲間の協力なしには
できなかったでしょう。またダルの知能やまゆしぃの応援も
勿論必要なことです。シュタインズ・ゲートでは岡部と仲間
との繋がりがとくに強調されていたので本作のゼロでも
仲間の協力は不可欠といえるでしょう。
「理論」の構築
シュタインズ・ゲートでは理論部分は牧瀬紅莉栖がになってきました。
今回は故人となっていますがAI「アマデウス」が恐らく理論の構築に一役買ってくれるでしょう。
タイムトラベルの理論や世界線の構造の解析と1期では天才的な頭脳を駆使して岡部を助けてきた紅莉栖。
牧瀬紅莉栖の理論という「救い」があったからこそ「鳳凰院凶真」という人格を岡部は保っていられたわけ
ですからゼロではどのような理論が構築されていくのか期待しています。
岡部の「行動」
ラボメンの仲間の協力、牧瀬紅莉栖の理論の構築があって初めて岡部が行動できる。
シュタインズ・ゲートでの「鳳凰院凶真」はまさに行動力の化身だったわけですが
仲間と理論の下支えがあってこそ彼の真骨頂が発揮できるわけですね。
岡部も一人では何もできないことが分かっているから仲間を大切にして
自分が牧瀬紅莉栖に理論ではかなわないことを知っているから助言を求めてきた。
そして最後には岡部倫太郎がが自ら変わりたいと行動することによって初めて
「鳳凰院凶真」になれるのだといえます。
まとめ
- 鳳凰院凶真こそが岡部倫太郎本来の人格である
- 仲間・理論・行動の3要素が合わさって初めて鳳凰院凶真に岡部は戻れる
というわけでまとめてみました。岡部倫太郎がどうやって鳳凰院凶真を取り戻していくのか。今から楽しみです。