【からくりサーカス 10話感想】白兄弟はなぜフランシーヌに入れ込むのか？

からくりサーカス10話感想を書いていきます。
ご参考になれば幸いです。

非常に少年漫画らしい過去話

少年漫画らしい過去話
一人の女性をずっと愛する白兄弟の執念
それに対するフランシーヌの魅力

今回思ったのは非常に少年漫画らしい過去話だったなということ。
白兄弟は一途にフランシーヌを愛してそれを生涯貫き通した。普通に考えれば諦めて普通の女性とも付き合っていいはずなのにそういうところ全くなし。フランシーヌ一択というところが潔くて藤田和日郎らしさが溢れている。
男は惚れた女一直線、そしてそれを死ぬまで続けるってところ。
繰り返しになっちゃいますけどこういう男女観が垣間見れるのはからくりサーカスのアニメならではだなと思いました。

なんで白兄弟はフランシーヌが好きなの？

他人のためなら自分を犠牲にする精神
どんな状況でも笑っていられる強さ
誰に対しても明るくふるまう心根

もうこれって少年漫画のヒロイン像そのものなんですよね。
恐らくですけど藤田和日郎作者が望んでいた女性像そのものなんでしょう。
だからこそ白兄弟もずっとフランシーヌにこだわっている。つまりこれは白兄弟のこだわり以上に作者自身のこだわりなんじゃないか
って思いながら見てしまいました。
勿論理想の女性と現実の女性は違いますが少年漫画のヒロインはかくあるべしというところがかなり垣間見えて作者らしさが溢れていましたね。

しろがねとフランシーヌについて

容姿が瓜二つ
しろがねは笑わないがフランシーヌはよく笑う
今後鳴海としろがねは交際するのではないか？

しろがねとフランシーヌ。
容姿が瓜二つなのにはなにか裏がありそうな感じがします。
鳴海も過去のことが分かるようにもしかしたらしろがねも過去が分かってしまうようなこともあるのかもしれません。
そして一番考えられるのがその後の鳴海としろがねの交際。過去では幸せになれなかった二人が今度は初めて幸せになる
こういう王道展開を予想しています。

ルシールの過去

白金に村を壊滅させられゾナハ病まで感染させられる
ルシールは復讐を誓い白銀にいわれるままにアクアウイタエを飲む
そして現在へ…

今回ルシールの過去が明らかになりましたね。
壊滅させられた村の住人であり、アクアウイタエを呑んだことで白金に復讐を決意。そしてそのまま現在に至るといった形。一体彼女は何百年生きてるのでしょうか。
そしてそれまでどんな苦境を乗り越えてこの地に至ったのでしょうか。考えただけでも身の毛がよだちます。
そして気になるのはルシールの人形。彼女はもう年なので人形を扱えないと予想できますがいったいどういう手段で真夜中のサーカスと戦っていくのでしょうか。
これもまた予想になっちゃいますけれども今後は参謀として鳴海を支えていく。というのが王道な感じがします。
ただ飛行機内で戦ってる姿も印象的だっただけにそういう展開も期待はしていますね。

展開について

白兄弟がフランシーヌを好きになった理由が弱い感じがした
一人の女性にあれほどまでに入れ込むきっかけをもう少し描いてほしい
ただ前述したとおり作者のこだわりは感じられた

ちょっと思ったのは白兄弟がフランシーヌを好きになる描写が弱かったんじゃないかということ。
恋愛アニメみたいにその描写に尺ばっかりとるのもあれですけれどももうすこし丁寧に描いてほしかったというのが正直なところです。
ちょっとしたエピソードははさんでいましたけど白兄弟の好きになり方が唐突な感じがしてちょっと戸惑いました。
もうすこしあれほどまでに一人の女性に入れ込むきっかけや彼女の魅力を丁寧に描いてほしかったです。
ただ前述したとおり作者のこだわりの女性であるという点は感じられたのでそこは良かった。
これにて過去編は終わりということで今後、鳴海やしろがねがどういった活躍を見せるのか。期待しています。

ようやくの本編

ようやくの本編
強敵も登場して今後どうなるのか
勝の成長にも期待

やっと本編が始まるといった感じでかなり感慨深いですね。
ただ過去編は2話にまとめたのはスタッフの努力が感じられてよかったです。
最古の四人であるパンタローネも登場してこれからいよいよ真夜中のサーカスとの戦いが始まるといった感じでかなりドキドキしてしまいますね。
この強敵たちを相手にしろがねや鳴海、そして勝はどういった戦いを見せてくれるのかかなり必見では
あります。個人的に応援したいのは勝の成長。人形を見よう見まねであやつれる才能をもって
いるのですから今後は勝が自分の人形をもって自在に操るときがくるのではとかなり期待している所存ではあります。今後に期待です。