【からくりサーカス 13話感想】ルシールもまた人間だった

今回の目玉はなんといってもルシール。
業をすごく感じる内容でした。
それではからくりサーカス13話感想を書いていきます。

全体の感想

濃厚なルシール回
ルシールの優しさが身に染みる
いい奴だった

サブタイにもあるように濃厚なルシール回でした。
オートマータに対する復讐心がものすごく感じられましたね。
そして最後の鳴海とルシールとの回想がかなり身に染みます。
ルシールの目に光が灯る演出もなかなかに良かったです。ルシールは本当に良い奴だった。
そして他のしろがねたちもやっぱりいい奴でしたね。
気になるのはやっぱり展開早いですよね。もう最古の4人のうち2人が消えるという展開。
あと2クール近く残っているのですがどうするんだこれって感じ。
もっと新たな敵が立ちはだかってくるのでしょうか。
今後に期待したいです。

ルシールとドットーレのやりとり

ルシールとドットーレのやり取り
演技力が凄い
迫真の回

今回はルシールとドットーレのすべてが出ていましたね。
なかでも驚いたのがルシールの復讐の仕方。
ドットーレに息子を殺されているルシール。
一体どんな復讐方法をするのか気になっていました。
まさか主人を否定させることでドットーレの生きる意味を失わせるとは。
一番残酷で一番賢いやり方だったように思えます。
声優さんたちの演技もすごかったです。
特にドットーレ役の大友龍三郎さんの演技が身に染みます。
自分の主人と敵を倒す中で葛藤するオートマータの心情が良く描かれていました。
ドットーレとフランシーヌは何の関係もない。
このセリフを言うだけにここまで力をこめるのか。
そして感情移入できるのかというのが凄かった。
話がドットーレにそれていましたがそれに対するルシールの淡々とした演技が身に染みます。
そして淡々としつつもドットーレを追い詰めていく。
朴 ?美さんの演技力もかなり引き立っていました。
ルシールとドットーレのやり取りは必見です。

ルシールも一人の人間だった

ルシールも一人の人間だった
母としての葛藤
最後の感動

今回のキーポイントはルシールも一人の人間だったという描写。
いつも冷徹なルシールですが今回は違いました。
人間として怒り、人間として復讐する。そんな情念が伝わってきます。
ルシールもまた普通の女性だったことが伺えて素晴らしかった。
アンジェリーナという自分の娘を使うという手法も良かったです。
母としてのルシールの葛藤を表すのに良いアイテムでした。
そして最後の鳴海とのやりとり。コロッケを作るという約束。
ルシールの目に光が宿る描写。すべてが良かった。
こんな強くてかっこいいおばあさん描ける藤田さんはすごい。
キャラの力を感じました。

展開について

まだ耐えられる
今回は良かったんじゃないか
スタッフの苦労もうかがえる

今回の展開は良かったんじゃないでしょうか。
なんか毎度毎度展開については一言言ってますがご愛敬ということですいません。
展開の早さ、原作のすっ飛ばし具合で徐々に視聴者を失っているからくりサーカス。
でもきちんと大事な心理描写は描いているので私は切る気になれません。
今回は本当にルシールの良さが出ていていい回だった。
やっぱ5話に1話でもこういう回があると本当に良いです。
スタッフも3クールでやるという重荷の上でなんとか頑張っている印象です。
からくりサーカスをやる、3クールでやる、きちんとからくりサーカスにする。
3つもやらなくちゃいけないところがスタッフのつらいところですが私は応援しています。
頑張れツインエンジン、負けるなツインエンジン。

鳴海について

鳴海がややぞんざいか
まあ生き延びるよな
今後に期待

苦言を言うならやや鳴海の扱いがぞんざいだったかなということ。
鳴海がコロンビーヌからしろがねに守ってもらうシーン。
そしてルシールとの回想シーン。
この二つが大事なシーンだと思うのですがしろがねやルシールの良さは際立っていたのに鳴海は目立ってなかったよね。
まあ今回はしろがね勢にスポット、さらにいえばルシールにスポットを当てていたので仕方ないとも言えますが。
鳴海がいかんせん弱りすぎていたので鳴海の熱いところはみれず。
ちょっと情けなかったようには思えます。
弱い鳴海でなく強い鳴海が私は見たいんですがこういう鳴海もありっちゃありかも。
重箱の隅叩きすぎ感がありますがご容赦を。30分ですしこんなものでしょう。
恐らく生き延びるんでしょうが今後に期待したいです。
頑張れ鳴海、負けるな鳴海。