【アニメどろろ 7話感想・考察】始まりで笑わず終わりで笑った百鬼丸

今回はちょっと変わった話。
人と妖が仲良くなれるという話。
どろろらしくないハッピーなところもあり。
今回は百鬼丸もちょっと情があったようです。
そこもなかなかに面白い。
こういう回もあるのがいいですね。

全体の感想

変わった話
ハッピーエンドもありか
たまにはこういうのもいいよね

今回はちょっと変わった話。
そして考えさせられるハッピーエンド。
いやまだハッピーになるとは限らないんですけれどもね。
どろろらしくないところが結構ありました。
まあでもたまにはこういう話も良いかな。
毎回後味悪いと色々と大変ですからね。
絡新婦と弥二郎の関係が良かった。
人を殺さない妖怪絡新婦と虫も殺さない弥二郎。
どちらも立場が違えばいい妖怪、良い人物なのでしょう。
いまでも十分だとは思えますが。
たまにはこういう話も良いかなと思わせてくれた回でした。

弥二郎が人攫いをしていた理由

作物不足による食糧難
採掘での過労
やはり逃げたいと思うのが人情

いろいろな問題を抱えていた村。
ということで逃げたいと思う人がいるのも当然。
そこを弥二郎が助け舟を出していたのでしょう。
虫にも死んでほしくない。人にも死んでほしくない。
そう考えている弥二郎の気持ちが良く表れた回でした。
こういう人間が一人いるだけでも救われますね。
とてもいい人物だっただけに死なないルートも残されていて良かった。
絡新婦と幸せになってほしいと思います。

百鬼丸が絡新婦を殺さなかった理由

弥二郎が絡新婦に語り掛けたとき百鬼丸の視線で色が変わった
恐らくいい妖怪になったんだろうと思う
そのことを百鬼丸は察知して殺さなかった

いい妖怪になったことを察知して百鬼丸は殺さなかったんだろうと思われます。
弥二郎が殺すのはダメだと語りかけたとき百鬼丸視点で絡新婦の色が変わりました。
妖気のようなものもなくなりオレンジから黄色い色に変化していきました。
つまり毒気の無い妖怪になったのではないだろうかと考えられます。
これを察知して百鬼丸は絡新婦を殺すのをやめたのだろうと考えられます。
やはりここは良かったというべきか本当に死なないで良かった。
弥二郎も本当に無事でいてほしいですね。生きていてほしいと願うばかりです。

どろろの言う百鬼丸の耳が聞こえて良かったとは？

弥二郎が殺すのはダメだといった時百鬼丸も反応している
そのことに気づいて百鬼丸も攻撃をためらった
耳でまず反応して目で確信したということだろう

弥二郎が殺すのはだめだといった時百鬼丸もその言葉に反応しています。
この反応に恐らくどろろも気づいていたのでしょう。
弥二郎の声を聞いたからこそ兄貴である百鬼丸は攻撃するのをやめた。
つまりまず耳で反応しそして前述した目でとらえた色で確信した。
そういう流れではないかと思われます。
弥二郎と絡新婦のやりとりがなければ危ういところでしたね。
うまく切り抜けられたようで良かったです。

どろろが百鬼丸に鼻で笑われた

百鬼丸が笑った
序盤で笑ってないという伏線の回収にもなっている
上手く出来た物語だと思う

始まりで笑わないことを指摘されて終わりで笑った百鬼丸。
このあたりがきっちり話が作られていて良かったですね。
どろろのくすぐり攻撃も効かなかったのに最後はどろろのやさしさで笑った。
百鬼丸の内面が分かる場面でかなり良かったように思われます。
どろろも今回の件を通して成長したといえるでしょう。
弥二郎と絡新婦の優しさがどろろを変えてくれた。
そして百鬼丸にも優しさを与えてくれた。
そう考えるとかなり良い回だといえますね。

まとめ

弥二郎と絡新婦の関係が良い
耳で反応して目で確信した百鬼丸
始まりで笑わず終わりで笑った百鬼丸

とにかく今回は良い物語でしたね。
どろろとしては異質だったようには思えますが。
普通に良い話でこういう話もたまにはあっていいのかなと。
私はどちらかというとハッピーエンド信者。
なのでこういう話が増えていくのは嬉しい限り。
毎回毎回しぶい終わり方なので今回は新鮮。
まあしぶくともストーリーがしっかりしてるから見ていられるんですけどね。
弥二郎と絡新婦の関係も良い感じでした。百鬼丸の笑うラストも良い感じ。良い感じエンド。
なかなかに楽しめる回でしたね。