【ケムリクサ 11話感想・考察】ケムリクサの世界観について

今回はすべてがすごかった。
まさかたつき監督がここまで考えて作ってたなんて。
ケムリクサの深さをまざまざと感じることが出来ました。
ちゃんとした作りになっているのがいいですね。
やっぱりたつき監督は凄い人だった。
そう思わざる得ません。

全体の感想

すべてのものに意味があるのが良い
無駄な演出がない
丁寧に作りこまれていることが分かる

11話でたつき監督の凄さを思い知らされました。
ただの記号だと思っていたアイテムたち。
なんとなく作られていたと思ったキャラクター達。
恐らくうやむやになったまま終わると思われていた伏線。
そのすべてに意味があって深い世界観がある。
それが1話のうちにわかるようになっていました。
まあこの話だけみて全部わかるってわけじゃないんですけど。
きちんとひとつひとつの事象や物体に意味付けがなされている。
そしてそれらが丁寧に作りこまれている。
それがわかるだけでも相当凄い作品だなと。
改めて思い知らされました。
すごいぜたつき監督。

ケムリクサの世界観について

ケムリクサの世界は地球のコピー
わかばは建築作業員
恐らく他の星にも作業員がいるのではないか

ケムリクサの世界は地球のコピーみたいですね。
複写機で物質をコピーしてものを作っている。
自然物から無機物まですべてコピーできる。
またケムリクサを使って島を作っていることもわかりました。
恐らくですが街を作る材料としてケムリクサを使っていたのでしょう。
そしてわかばは世界を作る建築作業員みたいですね。
ルールなどが決められていることから他にも大人がいると推測されます。
そうなると他の星の建築作業員もいるのではないか。
そう考えると想像力が膨らみますね。

さいしょのひとについて

湖から転写された存在
地球人のコピー
自分が植物人間になってケムリクサを使いこなそうとしたのではないか

さいしょのひとは地球人のコピーみたいですね。
湖から転写されたということでもしかしたら水から生まれた存在かもしれない。
死んだことになっているということからもしかしたら水難事故で帰らぬ人になったのかもしれません。
でもわかばが湖から転写したおかげで復活し生き残ったのだと考えています。
赤い草はわかばをしんぱいしてつくったものだったんですね。
それがあんなふうに暴走して結果わかばと離れ離れになってしまった。この運命は皮肉すぎます。
そして自分が植物人間になってケムリクサを使うことを決意した。
そういう流れなのではないかと思っています。
そしてだいだいさんにはわかばへの気持ちが詰まっていましたね。
あの演出がかなり良かったです。

わかばについて

だいだいさんの文字を消したのはわかばではないか
遠くからりんによびかけたのもわかば
わかばの人の良さが詰まった回でした

今回はわかばの人の良さが詰まった回でしたね。
以前のわかばも今のわかばとそう変わらないのがよかった。
普通に良い人という演出もよかったです。
恐らくですがだいだいさんの文字を消したのはわかばでしょう。
さいしょのひとには好きに生きてほしい。
そういう気持ちを込めてあとから来たわかばが消して書き加えた。
そういうことじゃないかと思っています。
あと昔の景色をりんがみているとき遠くから呼びかける声がありましたね。
それもわかばでしょう。というか声がまんまわかばでしたし。
恐らくりんをかばって負傷したのではないかと思います。
そう思うと本当にわかばは他人思いですね。
かなり良いキャラになってきているように思います。

むしたちについて

以前は建築作業を手伝うロボットだった
恐らく地球にはいない存在
アカギリでアカムシに変化し悪いロボットになった

ムシの正体もわかってきましたね。
恐らく以前は建築作業を手伝うロボットだったことが伺えます。
わかばと一緒に派遣されてきたのでしょう。
ということは地球にはいない存在なのかもしれません。
しかし赤い木から発せられるアカギリで変化。
ケムリクサの色を変色させられアカムシになってしまう。
本来は良いロボットのはずなのに悲劇ですよね。
またわかばのことをセンチョウと呼んでいました。
恐らくあの大きな船が母体でそこでムシは暮らしているのでしょう。
そしてわかばをリーダーとして慕っている。
そういうことなんじゃないかと思っています。

まとめ

すべてがつながる展開が良い
わかばは昔もやさしい人だった
さいしょのひとの葛藤がつらい

というわけでまとめてみました。
すべてがつながる展開がよかったです。
ここで一気に伏線回収。
そして次回は赤い木とのバトル。
そういう流れなのでしょう。
そしてわかばは昔もわかばだったんですね。
そういう様子がとれただけでもよかった。
あとはさいしょのひとのラストの葛藤が辛い。
EDの演出もなんだか泣けました。
ほんと良い出来のアニメだなと。
ここに来て思わされました。