【さらざんまい 1話感想・考察】アの看板の意味は？

ついに始まったさらざんまい。
とりあえず気になるところは拾っていこうかなと。
思ったより深そうな作品ですね。
というわけで感想・考察いってみましょう。

全体の感想

すごいものをみた
意味不明さがやばい
なんかくせになりそう

すごいものをみた。
一歩間違えば意味不明さ一直線。
やばい描写しかなかった気がする。
でもなんかくせになりそうな面白さがあります。
というのも表面的に意味不目なことやろうっていう感じがしないんですよね。
何か深い意味があってこういう形をとっているのかなと。
キャッチーな設定の裏には何か意味がある。
個人的には繋がりがキーワードになってくるんじゃないかなと。
そういう風に思っている次第ではあります。
秘密を知ることで関係が深くなっていく。
そして互いに繋がりあえる。
そういう関係がこめられてるのではと推測しています。
いったいどういった作品になるのか。
今から楽しみです。

アの看板の意味

ア＝あの世説
この世と欲望フィールドの関係を表している
不浄の世界が欲望フィールド

アの看板ですがあの世を表していると思われます。
アの看板が裏返るとカワウソ＝欲望の中身があらわれる。
つまりこの世は欲望があらわれていない世界＝正常な世界。
不浄の世界があの世＝欲望フィールドなのではと考えています。
そしてアの看板は日常と欲望フィールド＝あの世の行き来する出入口。
それを標識で表したものであると考えられます。
アの看板の裏、つまりあの世の裏側には淀んだ欲望が溢れている。
そういう意味でつかわれているのかと思われます。

箱は自分の秘密が入っている

箱は自分の秘密が入っている
箱の中は欲望だらけ
欲望の塊がハコゾンビ

箱には自分の秘密が入っているのではないかと思われます。
そしてその中身は欲望だらけ。つまり人には見せられないもの。
それを集めに集めて欲望の塊になったのがハコゾンビかと思われます。
人の欲望を集めて自分の欲望のエネルギーにしている。
今回人の箱を取り込んでいたのはそのためかと思われます。
箱をたくさん集められるというのはそれだけ人の秘密もたくさん知れるということ。
そして他人の秘密をしることでより他人ともつながれる。
だからこそハコゾンビは箱を集めてハッピーになろうとしている。
そういう風に思っています。

矢逆一稀の女装癖

矢逆一稀は人と繋がりたいと思っている
吾妻サラはつながりを守ってくれる存在
そして憧れの存在である

矢逆一稀の女装癖が気になります。
彼は何故吾妻サラになりたかったのでしょうか？
それはつながりを欲しているためかと思われます。
アイドルっていうのは繋がりを大事にする存在ですよね。
だからこそファンサービスをしたりしてつながりをつなぎ留めておく。
そのつながりを大事にするアイドルだからこそ自分とも人一倍つながっている。
そう思い込んでしまったのが矢逆一稀なのではないかと思われます。
そして誰よりもたくさんのつながりを求めていたい。
だからこそ自身も吾妻サラになりきりたいと思うようになった。
つまり繋がりの結晶が矢逆一稀なのではないか。
そういう風に思っています。

さらざんまいの意味

秘密を知ることでつながっていく
すべてをさらけだすことでつながりを強めていく
さらざんまいはさらけだすざんまいの意味

さらざんまいはつながりを強めるのが目的のような気もします。
すべてをさらけだすことによって繋がりを強めていく。
誰にも知られたくない秘密を知られてしまう。
それ自体は非常にマイナスなことかと思われます。
しかし弱みをみられることによってより他人と分かり合える。
そして自分の弱さをさらけだすことでよりオープンな人間になっていく。
表側の人間は真面目に、必死に、懸命に生きている。
でも本当の自分は怠け者で、いい加減で、どうしようもない。
しかしそのどうしようもない自分が表側に出ることで人生がより明るくなっていく。
今回矢逆一稀は知られたくない秘密を知られてしまいました。
でも女装癖の自分を「さら」けだすことでさらに生きやすくなっていく。
そして本当の自分とは何かを知ることが出来ていく。
さらざんまいのさらは「さら」けだすのさら。
つまりさらざんまいはさらけだすざんまいのことかと思われます。

まとめ

アの意味はあの世
矢逆一稀はつながりをもとめている
さらざんまいはさらけだすざんまい

というわけでまとめてみました。
個人的にキーワードはつながりかと思っています。
そしてそのつながりはさらざんまい。
つまりさらけだすざんまいするにつれて深くなっていく。
今回は矢逆一稀がすべてをさらけだしてしまいましたね。
自分はまともで普通の高校生を演じたいと思っている。
でも本当は女装癖という知られたくない秘密がある。
しかしその「いけない自分」を許容していくことで彼は変わっていく。
そういう物語になるんじゃないかと思っています。