【さらざんまい 10話感想・考察】正しい愛の形

レオとマブにとっては辛い回。
そしていよいよ物語もクライマックス。
一体どうなってしまうのか。
最後まで目が離せません。
次回は必見の回といえるでしょう。

全体の感想

レオとマブのつながり
辛すぎるさらざんまい
幸せに眠ってくれ

レオとマブが切なかった。
彼ら二人は河童だった。
そしてカワウソにいいように操られていた。
その事実だけで辛くなります。
レオはずっとマブの愛を求めていた。
しかしマブはその愛を与えられずにいた。
しかし最後の最後でですよ。
マブはレオに愛を与えられた。
自分の命よりつながりを重視したのでしょう。
その描写が深くて良かった。
レオにはとてもつらい結末でした。
でもこれが一番良かったのかなと思います。
レオとマブ。幸せに眠ってほしいですね。

レオとマブのつながり

レオは繋がりたかった
マブはそれを拒否した
辛い現実

本当にマブとレオが切ない。
レオは本当は誰よりもマブと繋がりたかった。
そしてマブは人形ではなく繋がりを拒否されただけだった。
本当だれよりもレオのことを分かっていたマブ。
でもそれでも繋がれなかった。
この苦しみははかり知れないと思います。
そしてレオはレオで誤解していた。
本当はマブは人形ではなかった。
誰よりもレオのことを想っていた。
勘違いしていたのは自分の方。
その後悔は計り知れないでしょう。
そして気づいた時にはマブはいない。
もっと話したかったのに。
もっとそばにいたかったのに。
そんなマブがいない。
そして最後はマブの存在すら忘れる。
そのことがとても辛かった。
救われない結末でしたね。

燕太の決断

そのままの一稀を求めた
まともになった燕太
本当の一稀の好きを理解できた瞬間

燕太の決意が漢でした。
やはりそのままの一稀が好きでありたい。
なのでカワウソが作った誘惑を断ち切った。
自分の命を投げうってまで。
いままで良いところがなかった燕太。
本当に一稀への愛情が歪んでいて。
非情に子供っぽかった。
それでいて自己中心的。
あまり良い印象のするキャラではありませんでした。
でも今回で変わりましたね。
本当の愛情。
それに目覚めたのだと思います。
俺は一稀が好きなんだ。
まっすぐ一稀が好きなんだ。
歪んだ愛情が正しい愛情へと変わった瞬間でした。

悠の辛さ

悠の辛さ
もう少し尺使ってあげたかった
兄を失うのは辛いだろう

悠の辛さが切ない。
何が一番切ないって。
悠の兄に対する想い。
それがだいぶないがしろにされてしまった。
これは制作の尺の問題ですね。
もっとレオと一稀と悠。
彼ら三人が混ざり合って地獄絵図になる。
そういう未来を予想してました。
でも実際は一稀とレオのつながりが中心。
そして悠ははじかれてしまった。
その上カワウソの魔の手にさらわれる始末。
どうしたって報われませんが。
最終回悠がどうなるのか。
その辺が気になるところではあります。

正しい愛情を見せてくれた

レオとマブの想い
一稀と燕太の友情
悠の想い

今回は正しい愛情とは何か。
それを見せてくれる回だったと思います。
レオとマブはそれぞれに誤解が解けた。
非常に辛い結末にはなってしまいましたが。
マブはレオに想いを伝えられた。
その上で消えることが出来た。
正しい愛情の形を見せてくれました。
そして燕太のまっすぐな愛。
きちんと一稀に対して向き合った。
その上で強い意志を示した。
この姿は本当に男らしかったと言えます。
そして悠ですね。
あそこで一稀に引き金を引く可能性もあった。
しかしそれを捨てて燕太を取った。
兄のことは残念ですけどこれで良かったんだと思います。
兄を休ませてやり友達を取った。
これもまた正しい決断だったのかなと。
それぞれがまともな道を見せてくれた。
そこが良かったですね。

まとめ

レオとマブの愛情
一稀と燕太の友情
悠の正しい諦め

というわけでまとめてみました。
今回はそれぞれが正しい決断。
それをきちんとできた回だとは思っています。
レオは少し暴走気味でしたけどマブの愛には気づけた。
燕太も一稀に対しての愛情を正しいものにできた。
悠は悠で大人の決断をした。
ということでですね。
とりあえずは丸く収まったのかなと。
これで良かったんだと。
ある程度納得のいく回でした。
もう少し悠に時間を使ってあげても良かったとは思いますけど。
でもまだ最後に大仕事が残っていますね。
それはカワウソとの対決。
これがどうなっていくのか。
それは次回にならないと分からない。
というわけで正座して待っています。