はいというわけでやってきましたロードエルメロイ。
今回もやたら知識がいる箇所が多い。
それでいてFate見てないと分からないんじゃないか。
そういうところが多いように思えます。
でも話の内容はシンプル。
物語の役割を考えれば見えてくるシナリオだったと思います。
というわけで前置き長くなりましたが今回もFate初心者の私。
その私が解説していきます。
目次
全体の感想
- 登場人物の紹介回
- ロードエルメロイⅡ世がどういう人物か
- たどっていけば彼の素晴らしさが見えてくる
今回は登場人物の紹介回。
一言で言えばそのような回でした。
誰がどんなことを考えどのように行動してるのか。
登場人物も多かったですね。
しかし一番はロードエルメロイⅡ世。
彼にスポットがあたっていたように思います。
彼は物語でどんな役割を果たしているのか。
そしてどんな弱さをもっているのか。
そして何ゆえに素晴らしいのか。
そこがきっちりわかれば物語の筋は見えてきます。
いわばロードエルメロイⅡ世回なんですね。
特に今回はロードエルメロイⅡ世の弱さ。
そこにスポットが当たった回ではありました。
弱き者、汝の名はロードエルメロイⅡ世。
しかしだからこそ彼の活躍が輝いた。
そんな回ではありました。
ロードエルメロイⅡ世は成長しない
- 才能では完全に生徒に負けている
- 魔術は成長しない
- あくまで知識で魔術に対抗する
ロードエルメロイⅡ世は成長しない。
ロードエルメロイⅡ世がフラットを叱る場面があります。
ここで彼はフラットの才能に嫉妬していました。
あの頃にフラット程の際のがあればどうだったか。
恐らく彼も一流の魔術師になっていたでしょう。
しかし実際は魔術の腕は二流。
彼はもう魔術では限界が近いのではないでしょうか。
だからこそフラットにも厳しく当たった。
つまり彼は魔術では大成しない。
この物語では彼の魔術の才能が発揮されるわけではない。
あくまで彼は武装した知識。
それによって事件を解決していくスタイル。
その形を突き通すんだということが分かります。
さらに言えば魔術という超能力では事件は解決しない。
成長しない平凡な彼という認識が正しいでしょう。
ロードエルメロイⅡ世は戦わない
- 完全カットされた使い魔との戦闘シーン
- 彼は戦わない存在
- 物語では戦闘は必要ない
ロードエルメロイⅡ世は戦わない。
ロードエルメロイⅡ世がグルドアの使い魔に襲われるシーンがありましたね。
しかしその戦闘シーンは映さない。
あくまでほのめかすだけ。
このシーンが何の意味を指しているのか。
答えは一つ。
彼は戦う存在ではないんですね。
あくまで戦うのは生徒たち。
ロードエルメロイⅡ世が策をめぐらせて使い魔を倒す。
そんなことにはならないんですね。
使われる知識はあくまで交渉・推理によるもの。
戦闘ではその知識は発揮されない。
彼の無力さが象徴されるシーンでした。
もうこの物語では彼の戦闘は必要のない存在。
それはあくまで弟子・生徒たちが負うもの。
そういう役割なんですね。
ロードエルメロイⅡ世は行使しない
- 魔術師とは力比べをしない
- あくまで書類と説得でねじ伏せた
- 彼はあくまで戦わない
ロードエルメロイⅡ世は行使しない。
グルドアと一触即発のシーン。
一体どうなるのかと思いましたね。
しかしそれでも彼は魔術を行使しない。
あくまで書類と説得で相手をねじ伏せる。
そういう形の終わり方でした。
今回グルドアがどういう事件を起こしたか。
そしてそれをロードエルメロイⅡ世がどう説得したか。
ここが分からない人も多いと思います。
でも重要なのはそこじゃないんですね。
力で圧倒的に勝っている相手を非暴力でねじ伏せた。
ここが一番重要なポイントなわけです。
つまりあくまで彼は戦わない。
自らの知識に屈するのを期待した。
そして実力行使されたときに魔術の策は無力なのもポイント。
彼は魔術は行使できないんですね。
だから策を練ろうにも練れないんです。
だからこその終わった後のあの弱音だったように思えます。
グルドアが実力行使に出ていたら。
きっと彼は終わっていたことでしょう。
ロードエルメロイⅡ世はしないからこそ素晴らしい
- ロードエルメロイⅡ世は出来ないことが多い
- だからこそ知識を磨き上げてきた
- そこがこの物語のキモ
ロードエルメロイⅡ世はできないからこそ素晴らしい。
端的に言えばそういう存在なのです。
魔術の鍛錬はしているのかもしれませんが彼にとっては焼け石に水。
戦闘の能力はからっきしで使い魔にすらやられる始末。
グルドアとの交渉はあくまで交渉のみ。魔術の行使などなし。
しかしだからこそ。だからこそ輝くのです彼は。
何もできない存在だからこそ推理する。
何もできない存在だからこそ説得する。
何もできない存在だからこそ生徒が助ける。
まさに彼のあり方。
できないというあり方そのものが彼の魅力なのです。
そして3話はその魅力。
それをこれでもかと見せつけてくれました。
彼はかっこよくはない。彼は強くもない。彼は平凡でしかない。
しかしだからこそ輝いていた。
弱き者汝の名はロードエルメロイⅡ世。
だがしかし彼はたたずむだけで愛されるもの。
そういう魅力ある主人公という存在。
そうであることが分かってもらえたように思えます。
まとめ
- できない尽くしのロードエルメロイⅡ世
- だからこそ彼は輝く、そして愛される
- 素晴らしい主人公
というわけでまとめてみました。
確かにロードエルメロイⅡ世は分かりにくい。
そういうところもあることは頷けます。
しかし初見であっても感じることはあるはずです。
今回はロードエルメロイⅡ世がいかにできないか。
そしてそれゆえいかに愛されるか。
それがきっちり分かる回ではありました。
恐らくですが彼は今後も魔術では二流でしょう。
もしかしたら魔術を使わないかもしれない。
そんなこともよぎってしまいます。
彼にとっては魔術はおまけなのでしょう。
いや正しく言えば彼にとって魔術は大事。
しかし彼自身の魔術は物語では重要ではない。
そういうことなんだと考えられます。
その証拠に最後は説得でねじ伏せた。
非常にロードエルメロイⅡ世らしい形でした。
でもだからこそ他の物語とは一線を画す。
面白い出来に仕上がっていると思います。
この物語に拍手。
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