はいやってきましたヴィンランド・サガ。
今回は情報量多かったですね。
それぞれのキャラクターの思惑入り混じる回でした。
でもこの物語のテーマだと私が解釈している理想。
そこは外さずきちんとキャラクターが動いている。
ここは流石だと感じましたね。
こういう芯がある物語は本当に心に響いてくる。
ダイナミックというよりは小さく感じ入る回だと思うんですが。
だからこそ作品のテーマも感じられてですね。
非常に良い回だったように思えます。
というわけでサクサク感想書いていきます。
目次
全体の感想
- アシェラッドにはアヴァロンへの道筋が見えている
- トルフィンもまたヴィンランドを忘れていない
- ビョルンが求めた友達
情報量が多い回でしたね。
それもこれもですね。
恐らく今回はそれぞれの理想。
その道筋を描きたかったからだと感じています。
アシェラッドにはアヴァロンへの道筋が見えている。
だからこそ自分の知識を最大限に使い。
クヌートのために尽くす。
熱い思いを抱えているからこそ。
だからこそのあの策略の巡らせ方なのだと考えました。
そしてまたトルフィンもヴィンランドに憧れている。
もう過去に戻って家族に会う。
そういう選択肢はないわけですね。
あくまで追い求めるのは未来。
そのためのヴィンランドなのでしょう。
またビョルンについてはですね。
アシェラッドがどこまでも特別な存在だと。
感じ入る瞬間でありました。
例えアシェラッドが自分自身すら信じていなくても。
ビョルンはアシェラッドのことを信じている。
だからこその今回の結末だと私は感じました。
まあというわけでそれぞれの想いが入り混じった回。
複雑な回ではありましたがヴィンランド・サガがみせてくれる理想。
そこは外さず描写していたと思います。
アシェラッドが導くアヴァロンへの道筋
- あくまでクヌートでアヴァロンへ行き着く
- 最高のアルトリウスを見つけた
- 信じられるものを見つけたアシェラッドは強い
アシェラッドが導くアヴァロンへの道筋はできている。
そういう風に私は解釈しました。
まあ今回はアシェラッドの策略フル回転。
そしてあくまで自らのためでなくクヌートのため。
クヌートを王にするための策略。
つまり王のための配下の策略。
そうであると私は理解しました。
いままで見つけられなかったアルトリウス。
つまり自らが付き従える王。
それがアシェラッドにはいなかったんですね。
だからこそ自らすら信じられずに今まで生きていた。
しかし今は違う。
楽園を目指すクヌートがいる。
そしてその王に忠義を尽くす覚悟がある。
そして目指す果てはアヴァロン。
信じられるものを見つけた男は誰よりも強い。
アシェラッドの希望を見つけた強さが光りました。
今回は自己保身のための策略ではなく。
あくまで大きな理想のための一手。
そんな理想を見つけた男の策略だと感じました。
トルフィンが目指すヴィンランド
- トルフィンが目指すのは未来のヴィンランド
- 過去に囚われるために家族には会いたくない
- また復讐を自らを縛っている
トルフィンの理想が見えた回でしたね。
いつも過去に縛られてばかりのトルフィン。
全ては復讐のため。
そのためだけに生きている。
という風に私は見ていたんです。
でもまだヴィンランドという未来。
その希望を捨てていない。
その描写が良かったですね。
絶望で彩られた人生の中に灯った唯一の灯。
それがヴィンランドという地なのでしょう。
私はここだけでもトルフィンは立派だと思うんですよね。
そして過去にとらわれるために家族には会わない。
また会わす顔もないと考えているのでしょう。
さらに復讐に縛られた心ではもはや穏やかな過去には戻れない。
だからこその未来のヴィンランド。
そして今自分を縛っている復讐。
それを踏まえたうえでのトルフィンの選択なのでしょう。
トルフィンの描く未来とは
- 復讐を果たした末
- その先にトールズの見た争いのない未来をみているのでは
- トルフィンの希望が見えた回
トルフィンの描く未来が気になるんですよね。
もう少しトルフィンについて掘り下げたいと思います。
ヴィンランドという地は見ている。
しかし復讐に囚われている。
この今の心境はなんぞやということなんですが。
私はですね。
あくまで復讐を果たした末。
その先の未来にトールズの見た争いのない未来。
明るい未来を見ているのではと思うんです。
そして私はトルフィンはどこまでもトールズのことを考えて。
その果てに自らの信念をトルフィンは見出したと。
そう解釈しました。
今の復讐はトルフィン自身の執着に決着をつけるため。
だからこそ父親の真意にも反する。
しかし復讐を成し遂げた先。
ヴィンランドへの道筋を見ている。
その先にはトールズの信じた正しい理想の地があると信じて。
自らの決着をつけるための復讐。
そして父親の理想を実現するためのヴィンランド。
この二律背反する二つの目標。
それがトルフィンを縛りつつも未来に向かわせているのだと感じました。
ビョルンの導き出した答え
- ビョルンの唯一の心のよりどころであるアシェラッド
- その最終解が友達という答え
- 信頼による理想的な決着だと感じた
ビョルンの導き出した答えが切なかった。
けれどもあれしかなかったように思います。
ビョルンの唯一の心のよりどころであるアシェラッド。
恐らくですがビョルンは戦いというカオスの中。
アシェラッドの命令だけが自らを突き動かしてくれる燃料。
つまりアシェラッドだけが希望に満ちた存在だったと感じました。
そして自分の中でのアシェラッドはなんなのか。
その最終解が友達。
上司でも仲間でも神でもなく。
友達。
アシェラッドは仲間どころか自らすら信じていないが。
そんなアシェラッドのことをビョルンだけは。
そうビョルン自身だけが分かっている。
その信頼の証の答えが友達という答えなのでしょう。
良い答えであると感じました。
そして自らの最期は自らが信頼する友達によってつけてほしい。
これは戦士としての誇りでしょう。
あくまで剣で語り合うしかない。
不器用ですが信頼による理想的な決着だと思います。
まとめ
- 理想とは納得のいく決着
- ビョルンは納得の結果だったのではないか
- それぞれの納得を目指して
というわけでまとめてみました。
ヴィンランド・サガの描く理想。
それは何かと答えると難しいです。
でも一つの解として納得のいく決着。
つまり理想を追い求める自分が満足できているかどうか。
それが重要だと感じているんです。
そういう意味でビョルンはですね。
納得のいく決着を迎えたのではないか。
そしてビョルンにとってこれ以上はない最期。
そうだと私は思うんですよね。
ビョルンの物語はここで終わりですが。
他のキャラクターの理想への物語はまだ終わっていないわけです。
そして今回はそれぞれのキャラクターの理想のための信念が見えた回であったと感じました。
それぞれの納得を目指して突き進んでいってほしいです。
というわけで次回も正座して待っています。
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