【アニメ ヴィンランド・サガ22話感想】アシェラッドの理想と現実

感想

はいやってきましたヴィンランド・サガ。
今回は何よりもアシェラッド。
アシェラッドの価値観とはいったい何なのか。
予想はしていましたが実際に口に出されるとですね。
非常に重いものではありましたね。
一人の男の生きざま。
それがとても響いてきました。
というわけでサクサク感想書いていきます。

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目次

全体の感想

  • アシェラッドの価値観
  • とても重く響いてきた
  • そして説得力もあった

アシェラッドの価値観が良く分かる回でした。
そしてその価値観がですね。
とても重く響いてきました。
アヴァロンやアルトリウスという綺麗な理想。
アシェラッド自身の人生という汚い現実。
二つの狭間でずっと悩んできたんだろうなと。
そう考えると悲しくなってきましたね。
そして神も仏もないアシェラッドの人生。
それでも自分の理想を追い求めてひたすら策を練る。
そんな一人の男の生き様がですね。
非常に説得力を持って語られました。
またトルフィンとクヌートへのアシェラッドの評価。
様々な人間を見てきた男の重い言葉。
悲しいくらい的確な評価ではありました。

アシェラッドの綺麗な理想

  • アヴァロンやアルトリウスという理想
  • その綺麗なものがアシェラッドを支えてきたのではないか
  • 理想は現実の延長線上にある

アシェラッドの語る綺麗な理想が印象的でした。
私の解釈ではありますけれども。
アシェラッドは決してアヴァロンやアルトリウスを信じていないわけではない。
そう思っているんです。
むしろその綺麗なものがアシェラッドを支えてきたのではないかと考えています。
私はですね。アシェラッドがひたすら前を向いて策を練る行動の根幹。
そこにはポジティブな考えがあったと思うんです。
それがアルトリウスでありアヴァロンであったと考えています。
しかしですね。アシェラッドにとって理想はおとぎ話ではないんですね。
あくまで理想は自分でつかむもの。
だからこそ綺麗な理想をひたすら追いかけてですね。
ここまで上り詰めてきた。
アシェラッドにとってのアヴァロンやアルトリウス。
それは現実の延長線上にあるものであり。
今掴みかけようとしているもの。
であると思うんです。
理想は自らの手で掴む現実。
そういう男の教訓があったように思えます。

アシェラッドが考える汚い現実

  • 現実の欲望のみを追い求める人物を嫌悪している
  • しかしまたアシェラッド自身も汚い現実に染まっている
  • 突きつけられる悲しい現実

アシェラッドが考える汚い現実もまた悲しかった。
アシェラッドが考える汚いもの。
それは現実の欲望のみを追い求める人物である。
そういう風に考えました。
あくまでアシェラッドにとっては現実は理想を追い求めるためにあるもの。
つまり綺麗なものでなくてはならないんですね。
それに反する欲望まみれのデーン人はアシェラッドにとっては理想に反するものなんでしょう。
だからこそ嫌悪し汚いものという烙印を押す。
しかしですねまた自らもアシェラッドは汚い現実に染まっているわけです。
欲望。略奪。暴力。
アシェラッドにとって現実は理想の延長線上にあることは語りました。
しかし同時に自らも汚い現実に身を置かなければならないジレンマがあるわけですね。
その板挟みでアシェラッドは苦悩している。
神も仏もある理想を夢見ながら。
神も仏もない現実に打ちのめされている。
その突きつけられる悲しい現実。
それがアシェラッドを苦しめているように思えました。

トルフィンはアシェラッドにとって道具

  • トルフィンは目先の復讐に囚われたネズミ
  • これほど操りやすい道具はない
  • トルフィンの人生はなんだったのか

トルフィンはアシェラッドにとって道具なんですね。
トルフィンは目先の復讐に囚われたネズミ。
そういう風にアシェラッドの目には映っていると考えています。
そしてこれほど操りやすい道具はない。
復讐のチャンスという餌を与えておけば。
いくらでも芸をしてくれるわけですから。
しかしトルフィン自身にとっては違うわけです。
トルフィンにとってはトールズが全てであり。
復讐が全てだった。
もうなにもかもを投げ捨ててでもアシェラッドに人生を賭けなければならない。
そんな相手なわけです。
アシェラッドにとってトルフィンは便利な道具。
しかしトルフィンにとってはアシェラッドは人生の全て。
これほどまでに双方の価値観にギャップがあるとですね。
トルフィンの人生は一体何だったのかと。
考えざる得ません。

クヌートこそが王にふさわしい

  • クヌートはアシェラッドにとってのアルトリウスなのだろう
  • より高い理想をもつ人間こそが王にふさわしい
  • アシェラッド自身は現実に染まりすぎた

アシェラッドはクヌートこそが王にふさわしいと考えている。
その理由はですね。
クヌートはアシェラッドにとってのアルトリウス。
つまり理想そのものなのでしょう。
自らのアヴァロンよりもさらに高い楽園の存在。
それを信じてやまないクヌートだからこそ。
そしてその高い理想をまっすぐ見つめられるクヌートだからこそ。
アシェラッドはクヌートを王と認めているのでしょう。
またアシェラッド自身は現実に染まりすぎた。
もう汚い現実からは逃れられない。
であれば自らは汚れ仕事に徹してですね。
クヌートを綺麗な王にさせよう。
そういう風に考えているのではと考えました。

まとめ

  • アシェラッドは綺麗な理想をもっている
  • アシェラッドは汚い現実をもっている
  • その対比が響いた

というわけでまとめてみました。
アシェラッドは綺麗な理想を持っている。
それはアヴァロンでありアルトリウス。
そして目の前にいるクヌートである。
だからこそクヌートに対して尽くそうとする。
そのひたむきな姿勢が響きました。
しかしまたアシェラッドは汚い現実を持っている。
そのためなら復讐に燃えるトルフィンを利用し。
汚い策を使ってでも操ってみせる。
この綺麗な理想と汚い現実の対比。
それがアシェラッドを通して語られ。
クヌートとトルフィンをもってさらに感じられるように出来ていた。
非常によく出来た回だと思いました。
というわけで次回も正座して待っています

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コメント

  1. 通りすがり より:

    アシェラッドにとってトルフィンは単なる道具というわけではないと思います。
    本当にそうであるならあそこであんな事わざわざ言わずとも、
    道具として冷徹に使い潰せば良いのです。そして彼はそういう男です。
    何せアシェラッド兵団の面々とは10年以上も寝食を共にしながら
    裏切りにあうその土壇場まで彼らデーン人への嫌悪を
    おくびにも出さなかったのですから。

    トルフィンはかつて自分の主に、とも思ったトールズの息子です。
    当然道具を超えた思い入れはある。
    それなのに彼は10年以上もトールズの生き様とは程遠い道程を辿ってきた。
    美しさの欠片もないデーン人のそれです。
    アシェラッドにはそれが何より歯痒いのでしょう。

    その一方でトルフィンがそうなった原因が自分にある事も彼には十分わかっている。
    だからこそ敢えてあそこでああいう物言いになったのだと思います。
    ショック療法が過ぎる気はしますがw

    通りすがりの突然の書き込みすいませんでした。

    • 管理人 より:

      >通りすがりさん
      コメントありがとうございます。
      アシェラッドとトルフィンの関係は理解しました。
      アシェラッドにとってもトルフィンは思い入れがある男なのでしょうね。
      トルフィンが理想を目指して再び立ち上がるのかについても注目して見ていきたいです。