はいやってきましたドロヘドロ。
今回はまあ暴力の回だったかなと思います。
その被害者として、また加害者として。
ひと際輝いていたのが心ではありました。
ドロヘドロを貫く暴力の雨。
いつもザーザー降っていて麻痺していますが。
無意味に降っているわけじゃない。
むしろキャラクターを輝かせるために降っている。
そしてその雨に打たれる心は美しいと。
是非是非心には強く生きてほしいと。
強く願わずにはいられませんでした。
というわけでサクサク感想書いていきます。
目次
全体の感想
- 暴力の回
- ひと際輝いていたのが心
- 雨はひと際心を輝かせる
暴力の回だったかなと。
ドロヘドロでザーザー降っている。
暴力の雨。
とにかく毎回降っている。
だから感覚も麻痺してくる。
もうずっと雨天の梅雨みたいな感じ。
でも無意味に降っているわけじゃないんだぜと。
その雨がキャラクターを輝かせているんだぜと。
で今回ひと際輝いていたのが心。
だったように思える。
暴力の被害者として。
暴力の加害者として。
どちらの役割も持っていた心。
しかしそのどちらもひっくるめて。
抱えながら一生懸命生きている。
その姿がとても心に響く。
心だけに。
熱い回だったように思えました。
心の憎しみ
- 心を貫くシンプルな憎しみ
- シンプルだからこそ深いんだろうなと
- 響いた
心を貫くシンプルな憎しみ。
家族の恨み。
やったらやり返す。
単純すぎるその理由。
でもシンプルだからこそ深い。
そんな憎しみだった。
いつも飄々と生きている感じの心。
ではあるのでですね。
いつも憎しみを抱えたまま生きてたんだなと思うと。
いたたまれなくなる。
でもそれでもさ。
ここまで生きてきた心は偉いよ。
やってることは褒められたもんじゃないけど。
強く生きる姿は褒められる。
熱い心を持った心だった。
そこが響く理由かな。
カスカベ博士の好奇心
- 純粋な好奇心で人を救う
- それって愛なのでは
- ピュアなハートを持った少年
カスカベ博士の好奇心について。
ぶっちゃけカスカベ博士って。
善悪の心ってあんまりないですよね。
面白いか面白くないか。
そんな純粋な好奇心で人を救っている。
純粋な好奇心でカイマンとニカイドウに協力し。
純粋な好奇心で心も助ける。
でもね私思うんですよ。
それって愛なんじゃないかって。
理性がないまま人に関わる。
それって赤ん坊と同じなんですけれども。
赤ん坊と同じだからこそ純粋に人と関われる。
そんなピュアなハートを持った少年。
そしてそんなピュアなハートを持っているからこそ。
気前よく愛を振りまける。
そんな愛の人。
それがカスカベ博士だと感じました。
ホールの事情、魔法使いの事情
- 同族でなければ一切の慈悲なく攻撃する
- ここはドロヘドロが貫いているテーマ
- ホールも魔法使いも変わらない
ホールの事情と魔法使いの事情は同じ。
同族でなければ一切の慈悲なく攻撃する。
ここはドロヘドロが貫いているテーマ。
ではあると思うんです。
互いに憎しみあっていながら。
互いにやっていることは同じ。
やることは暴力。
ここにこの作品の深さがある。
暴力。
それは一切の慈悲なく。
一切の情状酌量の余地なく。
一切の温情なく。
突然降りかかってくるもの。
ドロヘドロの世界ではまさに雨の様なもの。
そして雨は平等に降っていく。
いつもは魔法使い側の雨が強く降っていました。
けれども今回はホール側の雨。
その事情が色濃く描かれた回だったと言えるでしょう。
心の雨
- 心にとって暴力は憎むべき敵
- さらには友人
- 厳しい付き合いだなとは思う
心の暴力の雨について。
ドロヘドロの世界にとって暴力は平等。
雨の様なものであると前述しました。
しかし今回その雨に強く打たれている人間。
それが心なんだと思いました。
心は暴力によって奪われ。
心は暴力によって奪う。
雨に打たれることによって心はすさんでしまった。
けれども雨に打たれることによって強くなっていく。
つまり心にとって暴力は憎むべき敵。
であると同時に友人でもある。
暴力の良さも悪さもひっくるめて生きている心。
暴力と厳しく付き合っている心。
暴力とは理不尽で残酷。
そして人をどこまでも悲しくさせるもの。
その悲しみにがっつり包まれている。
それが心。
それでも心が強く生きる姿は美しいと思った。
まとめ
- ドロヘドロの暴力の雨
- 雨に打たれることによってキャラクターは強くなっていく
- 心の雨がよくわかる回だった
というわけでまとめてみました。
まあ今回はドロヘドロの暴力の雨。
いつも降っているので。
まあ通常運転。
ではあるんですが。
別に意味もなく降っているわけじゃない。
むしろこの雨こそが。
ドロヘドロのキャラクターを強くしている原因。
そして今回は心の雨。
その雨模様が強く描かれた回でした。
いつもは飄々と生きている感じの心ですが。
いつも暴力を抱えているからこそ。
だからこそ強く生きられる。
そしてそんな強い存在である心。
ひと際その生きざまは美しく感じました。
というわけで次回も正座して待っています。