【ちはやふる3(3期)19話感想】弱さを強さに変える

はいやってきましたちはやふる。
今回は周防名人の強さの秘訣。
そこが描かれた回でした。
今まで謎多き人物だっただけに。
少しでもエピソードが入るとこんなに彩られるのかと。
感心した回でした。
それと同時に周防名人は自らの弱さと戦っている。
戦ったうえで強さに変えている。
つまり周防名人の弱さこそ強さだと。
感じ入った回でした。
というわけでサクサク感想書いていきます。

全体の感想

周防名人の強さの秘訣
それは弱さにあった
強さと弱さをまるごと受け切れる名人は強い

周防名人の強さの秘訣が描かれた回でした。
周防名人の強さの秘訣。
それは弱さだった。
目の病気、親に恵まれず、頼りは叔母の兼子のみ。
この逆境こそが周防名人の強さであると。
私は読みました。
自分の強さには寿命があり。
それまでは精いっぱいひとかどの人物でいる必要がある。
そんな強烈なプレッシャー。
このプレッシャーを受け切るには弱さを丸ごと受け切る必要がある。
自分にどれだけ絶望が襲ってきても。
絶望と戦い。
それを強さに変える。
感じの良さだけが周防名人の強さの秘訣じゃない。
自分の弱さを受け入れそこも武器にできる熱さがあるからこそ。
周防名人は強いと。
しかと感じさせていただきました。

今一瞬の強さ

周防名人にはこれからがない
だから今に賭ける
この集中力が周防名人を支えている

今一瞬の強さを周防名人は持っていると感じました。
周防名人にはこれからがない。
目は悪くなる一方。
感じの良さもいつか消える。
いつかは自分の衰えを受容するしかなくなる。
私は思うんです。
周防名人は一瞬に賭けていると。
周防名人はこれからもかるたをやっていくような胆力。
それってないと思うんです。
じっくりかるたをとれない。
だからこそ今に賭ける。
今ここだけを考えてかるたをとっている。
だって今の強さが周防名人にとって最強だから。
この集中力が周防名人を支えているんですね。

信じる強さ

誰も信じていなくても
叔母の兼子とかるただけは信じている
それだけで十分ではないか

信じる強さも光る。
誰も信じていないような周防名人。
そんな人物であってもですね。
叔母の兼子とかるただけは信じている。
私はですね。
家族の愛でいっぱいでなくても。
たった一人でも愛をくれる人間がいる。
それだけで人は十分救われると思うんですね。
周防名人もたった一人の愛。
それに救われたんじゃないかなと思います。
誰も人を信じていないような周防名人でもですね。
愛され信じる人がいる。
そしてその人に精一杯尽くそうとしている。
この信じる強さ。
これが周防名人を支えているように思えました。

絶望の強さ

衰え、絶え、消えていく
その絶望と戦っている
この強さは半端じゃない

絶望の強さ。
能力は衰え。
叔母の兼子との関係もいつか絶え。
自らもいずれは消えていく。
この孤独。
この辛さ。
この絶望。
ここと一生懸命戦っている。
本当に人の価値が分かるとき。
それは恐怖とどう対するかにかかっています。
周防名人は絶望からくる恐怖。
それと真っ向から向き合い勝負している。
この強さは半端じゃないと思うんです。
半端じゃない精神的な強さがあるからこそ。
半端ないかるたをとることができる。
名人にふさわしい器だと思いました。

弱さこそ強さ

自らの困難
それを全て強さに変えた
これこそが周防久志だ

弱さこそ強さだと。
自らの困難。
それに一切言い訳せず。
むしろ強さに変えるその鋼の精神。
これから弱くなるなら今強ければいい。
周りから愛されなくてもただ一人信じる人がいればいい。
どんな絶望でも立ち向かって勝負していけばいい。
この希望に満ちた明るさ。
自らは淡々と生きているのかもしれませんが。
しかしこの生きざまを見て。
心動かされない人はいない。
これこそが周防久志だ。
名人だと。
語り掛けてきてくれました。

まとめ

弱さを強さに変える
これこそが周防久志
かるたという芸術を見せてくれ

というわけでまとめてみました。
弱さを強さに変える。
その生きざま。
これこそが周防久志だと。
語り掛けてきてくれました。
そして生きざまを通して何かを表現すること。
それを芸術といいます。
であれば生きざまを通してかるたをする周防名人。
彼は芸術をしているといえるのではないでしょうか。
弱さを強さに変える生き様。
絶望に耐えかるたをとる周防久志。
そして周防久志がとるかるた。
全てに目が離せません。
というわけで次回も正座して待っています。