【アニメどろろ 24話(最終回) 感想・考察】厳しすぎる教訓・優しすぎる物語

あーどろろ終わっちゃう。
あーあんなに面白かったのに。
あーあんなに曲も良かったのに。
あーあんなにストーリーもよかったのに。
あーあんなに声優も良かったのに。
あーあんなにクオリティ高かったのに。
あーあーあーあーあーあーあー。
どうすりゃいいのこれから。

全体の感想

終わった喪失感
完結した充実感
私は揺らいでいる

鬼クソファイヤー面白かった。
はっきりいってこれ以上ない出来。
ブラックジャックにはまって。
火の鳥を読みふけり。
しかしそれは記憶のかなた。
感動だけは覚えてる。
でもそんな小さい頃の記憶を呼び覚ませてくれた。
良すぎる作品。
でももうこれで終わっちゃうんだ。
百鬼丸の冒険もどろろの冒険も。
そう思うと辛みふかし。
でもこれから二人は旅立っていくんだ。
やっと新しい人生が始まるんだ。
これでよかったんだ。
そう思うと楽しさ倍増。
興奮して眠れなかった。
語りたいことはたくさんあるけど。
正直長文は苦手。
だからちょっとだけ。肝心なところだけ語りたい。
よかったらみてってちょ。

一人で立って歩け

一つの国か一人の人か
結論：自立しろ
きびしー

醍醐の国か一人の百鬼丸か。
どろろという作品が出した決断。
これ作品のテーマだったと思うんです。
で出した結論。
どっちも自立しろ。
そうすりゃ平和になる。
あーこういうエンドか。
まーそーなるわな。
鬼神倒すために鬼神に依存していた百鬼丸。
鬼神を守るために鬼神に依存していた醍醐の国。
とりあえず依存をやめろ。
そして一人で歩け。
その先に自由な未来が待っている。
このエンディング。
しぶい、大人、きびしー。
でもこれでいいんだ。
かっこよし、そして俺に良し。
しびれる決断だった。
その痺れ具合は以下に書く。

心に来る鞭未来は自分でつかめ

自分に鞭を打たれているようだった
しかしいい鞭だった
心に来る

心に来る鞭をどろろは振るってくれた。
思えば大人の社会では当たり前なこと。
自分で考えない奴はとりのこされる。
そして依存してる人間は壊れる。
成功している人間は自分で考えている。
やらされるだけじゃない。やるんだ。
そういった説教にも似た教訓。
でもこの教訓とどろろが違うところ。
それは愛情をたっぷり与えてくれた上で作品の上で語っていてくれたところ。
もちろん人の助けもある。
なんなら今回母の愛もあった。
そして百鬼丸の醍醐景光への情。
そんな愛情たっぷり愛妻弁当。
それを作ってくれた上で。
あんた一人で会社行ってきなさい。
しゃんとしなさいと言われたらもうね。
ちゃんとするしかないでしょ。
もう一度生きる気力を湧き起こしてくれる。
かっこよすぎる作品。

国の命も、百鬼丸の命も平等

どちらの命も平等
一人で歩けば平和になる
これがどろろの出した答えだ

手塚治虫の命という根源的なテーマ。
今回は国の命か人の命か。
それを天秤にかけてこの作品は成立していました。
結論としては平等。
つまり命に貴賎なし。
当たり前すぎる結論。
しかし平等の対価は自立。
厳しすぎる要求。
しかしその裏にあるのは愛情。
助け合いの精神。
もうね。すべてが詰まっている。
厳しさも優しさも全部。
手塚の命というテーマ。
それにきっちり答えを出してくれました。
シンプルな答えでしたけど。響きました。

どろろが終わってしまう

人間全部が詰まった作品
それが終わってしまうなんて
ありえねー

こんないい作品が終わってしまうなんてありえない。
人間全部が詰まった作品。
そういう思いがいっぱいある。
でもこれ以上に引き延ばしは蛇足。
丁度良く収まった良さがある。
これ以上ない終わり方。
これ以上ない結末。
でもやっぱさびしいな。
正直言ってこんないい作品。
それをバンバン出せるのなら。
もっとバンバン出してほしい。
手塚治虫でどんどんリメイクしてほしい。
そう思ってしまう自分がいます。
まあ現実は良くなったり悪くなったりするんでしょうけど。
でもこれで終わってしまうなんてありえねー。
是非またリバイバルしてシリーズ化。
それをまた見たい欲望に駆られます。

まとめ

こんな見事な作品ありますか？
こんないい作品ありますか？
こんな素敵なリメイクありますか？

というわけでまとめてみました。
結論。ない。以上。
あーもうね。
これアニメ史に残るでしょ。
そういっても過言ではない良い作品。
それが終わっちゃう。
あーもう何楽しみにすりゃいいんだろ。
あーもう感想終わっちゃうよ。
あーもう百鬼丸とどろろの話見れないよ。
どーすりゃいいんだろうな。
どーもできないんだよな。
でもどろろの教えを守って。
一人で生きていきます。
でもたまには助けてね。
現場からは以上です。