【ちはやふる3(3期)16話感想】周防の言葉の真意

感想

はいやってきましたちはやふる。
今回は周防と詩暢。
名人とクイーン。
二人の存在が際立った存在といえるでしょう。
なんといっても周防は千早に対するクイーンへの厳しい言葉。
いたずら心なのか本心なのか。
どっちにしろいじわるだなとは思いました。
ただ深い意味もあるように思えてですね。
難しい所です。
そして詩暢。
やっぱり周りにとってはたかがかるた。
それでクイーンになってもというところとはあるんですが。
それでも詩暢はかるたしかない。
自分の道を突き進んでいってほしいとは思いました。
というわけでサクサク感想書いていきます。

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目次

全体の感想

  • 周防の千早への言葉の真意
  • 詩暢の周りのかるたに対する無理解
  • 名人とクイーンの存在が際立った回

名人とクイーンの存在が際立った回といえるでしょう。
まず周防の千早への言葉の真意。
名人に言われる。
気まぐれでも言われる。
それって滅茶苦茶気になると思うんですよね。
そういう意味では周防は意地悪だなと思いました。
もう少し言い方というものがあるのではと。
深く思ってしまいましたが。
まああのキャラだからしょうがない気もします。
あと何か深い意味もあるような気がしないでもない。
そこがまたもやもやしますけれども。
そして詩暢の周りへのかるたの無理解。
正直周りにとってはたかがかるた。
でも詩暢にとってはされどかるたなんですよね。
だからこそ詩暢はかるたにすがりつくしかない。
詩暢のかるたへの執着を感じた回でした。

周防の千早への言葉

  • 周防はない人
  • 千早はある人
  • だからこそのあの言葉だったのではないか

周防の千早への言葉の真意について考えたいです。
まず考えたのは周防はない人。
千早はある人なんじゃないかと。
これはどういうことかというとですね。
周防のかるたの背景なんですが。
切迫した状況があるからこそ名人を維持しているのではと。
周防はお世辞にも愛想が良いとは言えない。
人生も右往左往。
性格も勝手気まま。
つまりなにもかも持っていない状況で名人やっている。
周りも他の人が名人やったほうが良い。
そう思われても名人やっている。
そういう望まれない。つまりない状況だからこそ。
生まれる緊張感があるのではと。
そしてそれが名人になる秘訣。
であるならば。
千早は余りに持ちすぎている。
美人、素直、明るい。
そんな太陽の様な千早を見てですね。
千早には切迫した状況がない。
そう感じてクイーンへの苦言を呈したと考えました。

詩暢にはないがある

  • 詩暢に対するかるたへの無理解
  • 無理解を押しのけてクイーンをやっている
  • 詩暢にはないがある

詩暢にはないがあるんですね。
私は思うんですけれども。
周防と詩暢って似た者同士だと思うんですよね。
どちらも孤高、孤独。
そして独自の世界を持っている。
だからこそ気づいてしまう。
周りの無理解さに。
周防は名人やってること自体間違っていると思われている。
それに対して詩暢も周囲のかるたに対する無理解がある。
たかがかるた。
周りではマイナーな競技の一つに過ぎないんですね。
それを背負ってクイーンやっている。
つまり詩暢にはないがある。
無理解という十字架背負っているわけです。
やはりこのプレッシャーがですね。
詩暢をクイーンにしていると。
私は考えています。

持ちすぎた千早はクイーンにはなれない

  • 何もかも持っている千早
  • しかしだからこそ渇望がない
  • 望みが純粋すぎるのが千早の弱点ではないか

持ちすぎた千早はクイーンにはなれないのかもしれません。
周防の言葉は意地悪過ぎるのかもしれない。
それでもあえて深読みするならばですよ。
千早は何もかも持っている。
仲間もいる、性格も良い、希望もある。
本当に純粋にクイーンになりたいと思っている。
アニメのヒロインとしては満点。
でもクイーンになるには何かが足りない。
その何かが渇望だと思うんですよね。
千早は周りの環境が恵まれ過ぎている。
いわば泉がそこかしこにあるところに暮らしている動物。
しかし泉がすぐそこにあるからこそ。
のどの渇きがわからない。
周防はのどの渇きこそがクイーンになるには必要だと思っているのではないでしょうか。
千早のクイーンになりたいという想いは純粋。
しかし望みが純粋すぎるんですね。
ただなりたいだけではクイーンになれない。
純粋な気持ちが千早の長所でもあり弱点なのかもしれないと思いました。

かるたの背負う業

  • 持っている人間に分からないものがある
  • 持っていない人間に分かるものがある
  • かるたの業を感じた

かるたの背負う業を感じた回でした。
持っている人間である千早。
本当に何もかも恵まれていて。
それでいて応援したくなる。
まさに完璧な主人公。
しかし完璧だからこそわからない。
かるたへの渇望がわからない。
しかし周防や詩暢には分かる。
もっていないものの苦しみ。
分かるからこそ名人、クイーンになれる。
かるたの渇望を持っているからこそ王、女王でいられる。
そんな対比を今回見せつけられた回でした。
持っている人間に分からないものがある。
持っていない人間に分かるものがある。
そんな対比が響いた回でした。

まとめ

  • 名人やクイーンになる条件
  • それは渇望ではないか
  • 鬱屈した人間の力を感じた回だった

というわけでまとめてみました。
名人やクイーンになる条件。
それは渇望なのではないかと。
今回考えました。
千早は名人やクイーンになるには余りに純粋すぎる。
その純粋さを周防に突かれてしまった。
そのような描写に私は見えました。
そして次は名人、クイーン戦。
また原田先生や猪熊さんも持っている人だと思うんですよね。
いわば正の人間といったところでしょうか。
そこに持っていない人間である周防や詩暢。
いわば負の人間。
どんな想いで戦うのか注目したいところです。
今回は鬱屈した人間の力を感じた回だった。
それだけにその力がどこまで伸びていくのか楽しみにしています。
というわけで次回も正座して待っています。

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