はいやってきましたドロヘドロ。
今回はキャラクターの存在意義。
それがホール側と魔法使い側で対照的な回でした。
やはりドロヘドロはキャラの役割がきっちりしている。
その上で魅力的に描かれているのが良いですね。
何よりキャラクターの描き方が上手いと感じました。
というわけでサクサク感想書いていきます。
目次
全体の感想
- キャラの在り方の描き方が上手い
- ホール側と魔法使い側でかっちり分かれていた
- その上で魅力的に描いている
キャラの在り方の描き方が上手いと感じました。
ホール側と魔法使い側でかっちり分かれていたのも印象的でした。
その上で魅力的に描いている。
まずは魔法使い側なのですけれども。
煙ファミリーはいわば会社なんですよね。
それぞれのキャラに役割と目的がある。
その上できっちり指示し仕事させる。
その代わりに仕事させる分がっつり守るよ。
組織の仲間として認めるよという。
まさにホワイト企業そのもの。
理想の組織のあり方が描かれていました。
一方ホール側。
カイマンとニカイドウはフリーランスですかね。
何よりも自由を大事にする。
そしてそれぞれ勝手気ままに感情のまま生きていながら。
仲良かったらつるむ。
そして友達と認めたら協力する。
最低限の交流関係は守ってるんですよね。
これもまたカイマンとニカイドウの関係の深さが伺えました。
こうした魔法使い側には役割があってそれを基にキャラが動いている。
ホール側も自由な感情に従いつつもキャラの交流関係が描かれる。
こうしたキャラクターの描写。
そこがとても印象的な回でした。
煙ファミリーのホワイト企業っぷり
- どんなダメ社員でもついてくるのなら
- 組織の仲間としてきっちり守る
- こんなホワイト企業ありますか
煙ファミリーのホワイト企業っぷりが光りました。
魔法使い側の煙ファミリー。
理想の組織が描かれていたように思えるんです。
特に恵比寿の扱いが印象的でした。
ぶっちゃけ恵比寿ってほとんど役に立ってないじゃないですか。
いてもいなくても良い存在。
それでもちゃんとついてくるなら皆面倒見る。
つまり役割を果たそうとするなら社員として認めてるわけですね。
こんなホワイト企業ありますかと。
どうしても心や能井といった出来る社員が目立ちますが。
出来ない恵比寿の様な社員の扱いで会社の器が伺える。
そのでかさたるや。
これは煙の懐の深さなのでしょう。
カイマンとニカイドウの関係の深さ
- 基本は勝手気ままに振る舞う
- けれども友達なら協力し合う
- これが絆ってやつですよ
カイマンとニカイドウの関係の深さが伺える回でした。
基本は勝手気ままに振る舞いながら。
けれども友達なら協力し合う。
カイマンは本当に自分本位で勝手な感じ。
ニカイドウは気に入っているからつるむ。
そして気に入っているからこそずっと友達でいてほしい。
そんな素直な気持ちが伝わってきました。
ニカイドウもカイマンに振り回されつつもですね。
きっと自分の意志で付き合っていると思うんですよね。
ほっとけない存在っているじゃないですか。
そのほっとけない存在がカイマンで。
カイマンの世話焼いて感謝されてるときにニカイドウは自分を感じられている。
互いが望んで協力し合いつるんでいる。
これが絆ってやつですよと。
切に思わせていただきました。
キクラゲとカスカベ博士の対比
- キクラゲは役割があるから大切にされる
- カスカベ博士は興味のままに動く
- 魔法使い側、ホール側にふさわしいキャラとして描かれていた
キクラゲとカスカベ博士の対比が印象的でした。
まずキクラゲなんですが。
キクラゲは利用価値があるから煙ファミリーに入れられたんですね。
その入り方は無理矢理だったのかもしれません。
でも組織に入るからには大切にされる。
ただ利用されるだけの悪い奴らになすがままにされる。
それよりはキクラゲにとっては幸せなのではないでしょうか。
カスカベ博士は恐らく興味のままに動くキャラクターなんですね。
そしてまた自分の興味のままにカイマンとニカイドウに協力する。
自分の意志が何より大事でそれを基に行動する。
その自由意思が大事に描かれていたと感じました。
キクラゲは役割を持って魔法使い側に入り。
カスカベ博士は興味のままに自由にホール側に協力する。
キクラゲは役割。カスカベ博士は自由。
それぞれが魔法使い側、ホール側にふさわしいキャラとして描かれていました。
キャラの在り方が重要な回だった
- コンセプトに基づいてキャラが動いている
- 魔法使い側は役割
- ホール側は自由
キャラの在り方が重要な回でした。
ドロヘドロの非常に上手いところ。
それはコンセプトがきっちりあってキャラが動いているところなんですよね。
魔法使い側は役割。
しかもいらなくなったら捨てるという冷たい役割じゃないんですよね。
組織のために役割を果たす意思があるのならば。
きっちり守ってやるという。
温かい役割。
そこが魔法使い側のキャラを引き立たせているポイントでした。
一方ホール側は自由。
自分勝手に生きていながら。
気に入っている奴とはつるみ、協力する。
そんな自由だからこそ純粋な関係。
それが友達関係として描かれていました。
こうしたしっかりとした思想がドロヘドロでは流れている。
だからこそキャラクターに血が流れているように見えるんですね。
そこが良かったです。
まとめ
- 愛されるキャラの在り方
- めちゃくちゃドロヘドロは上手
- キャラクターが大好きになる
というわけでまとめてみました。
今回は愛されるキャラの在り方。
それがどういうものか滅茶苦茶伝わってきましたね。
自分勝手にカオスな物語を展開しつつも。
そこにはきっちりキャラクターの思想がある。
キャラクターの描き方が滅茶苦茶ドロヘドロは上手なんですよね。
そしてキャラクターが大好きになるんですよね。
私が大好きなのは恵比寿なんですけれども。
本当にダメダメなんですけれども愛されているんですよね。
こういう出来ない奴の扱いが滅茶苦茶ドロヘドロで好き。
しょうがねえなあ恵比寿と思いながらも。
ついつい応援してしまう。
そんな良さがあるんですけどね。
次どういう風に恵比寿が巻き込まれるのか。
気になります。
というわけで次回も正座して待っています。