はいやってきましたドロヘドロ。
今回は藤田の受難の回でした。
やることなすこと上手くいかない藤田ですが。
頑張るときは頑張る。
でも頑張っても上手くいかない。
その辛さが響いてきた回でした。
というわけでサクサク感想書いていきます。
目次
全体の感想
- 藤田の受難の回
- とにかく上手くいかない
- 頑張っても上手くいかない
藤田の受難の回。
まあとにかく上手くいかない。
頑張っても上手くいかない。
これは何故かと聞かれたらですね。
ドロヘドロの構造にあると思うんです。
ドロヘドロってどこまでも弱者に厳しいんですね。
上手くいく奴は強い奴。
上手くいかない奴は弱い奴。
そのシンプルな物語の構造。
それで藤田は泥沼にはまる様に出来ている。
弱さの象徴の様な藤田。
その藤田にこそドロやヘドロの様な不幸がついてまわり。
呪いのように追いかけまわされる。
その辛さが響いてきた回でした。
ドロヘドロで弱いということは罪
- ドロヘドロで弱いということは罪
- だからこそ藤田には厳しい世界観になっている
- どこまでも弱者に厳しい世界
ドロヘドロで弱いということは罪。
ドロヘドロで今回わかったこと。
それは弱者の扱いでした。
いままでは強者の影に隠れて見えずらかったのですが。
ドロヘドロの世界で弱者が頑張るとどうなるのか。
その悲しいまでの報われなさだけが響いてくる構造になっていました。
私が思うにですね。
ドロヘドロでは弱者というのは成長できないんですね。
だから藤田が強くなることはないと思うんです。
藤田が強くなって皆を見返す。
それはドロヘドロの物語に反していると思うんです。
ドロヘドロではどこまでも強いということだけを許す。
そしてドロヘドロでは弱いということを許さないから。
だから呪いのように毎回報われない。
藤田は弱いという罪を背負っている。
だからこそ報われないという罰を延々と受けなければならない。
ドロヘドロの厳しさが響いた回でした。
ドロヘドロで美しいものは無意味
- パートナーの松村に対する藤田の想い
- ドロヘドロでは無意味
- 美しい友情に対する無意味さ
ドロヘドロで美しいものは無意味。
パートナーの松村に対する藤田の想い。
今回はその藤田の想いの話でした。
けれどもですね。
どこまでも純粋で真っすぐにパートナーを想っても。
出来ないものは出来ない。
ドロヘドロでは無意味なんですね。
何故なら藤田は弱いから。
たったそれだけのシンプルな理由。
ただそれだけのために藤田の想いは踏みにじられる。
どれだけ藤田が美しい友情を持っていても。
ドロヘドロという神の前では無意味。
ただただ藤田に受難を与える。
今回は美しいものに対する取扱い。
その厳しさが響いてくる回でした。
ドロヘドロで頑張るということは無意味
- 藤田は頑張っていた
- でも弱いものが頑張っても意味はない
- 頑張りが報われるという嘘
ドロヘドロで頑張るということは無意味。
今回ですね。
藤田は頑張っていたと思うんですよ。
だれよりも松村というパートナーを想い。
どこまでもホールに憎しみを持ち。
どこまで一生懸命に行動する。
その涙ぐましさといったらない。
でも藤田は弱い。
悲しいくらい弱い。
だからこそ報われない。
ドロヘドロでは弱いものが頑張っても意味はないんですね。
だからドロヘドロの世界ではですね。
頑張りが報われるというのは嘘。
弱いものはただただ奪われる。
その真実だけが響いてくる回でした。
暴力と藤田
- ドロヘドロは暴力を大切にしている
- 暴力の前では藤田は無力
- ただただ振り回される
暴力と藤田について。
ドロヘドロという作品ではですね。
暴力というテーマを大切にしていると思うんです。
どれだけ暴力が残酷で。
どれだけ暴力が理不尽で。
どれだけ暴力が美しいか。
そこに主眼が置かれた物語なんですね。
そしてそのドロヘドロの暴力。
その前では藤田は無力なんですね。
何故なら藤田は弱いということにアイデンティティがあるから。
暴力の前では弱いということはどういうことなのか。
その答えを示す実験に今回藤田はどこまでも付き合わされたわけです。
そして何も残らなかった。
ただただ藤田は暴力に振り回された。
その空虚さだけが残った回でした。
まとめ
- 藤田に言うべきアドバイスは一つ
- 頑張るな
- しかしそれは無理なこと
というわけでまとめてみました。
まあただただ藤田の空虚さ。
それが響いた回でした。
藤田に救いの道はないのか。
私はあると思います。
藤田に言うべきアドバイスは一つ。
頑張るな。
仇討ちは心と能井に任せて。
困ったら煙に泣きつき。
恵比寿とほがらかに暮らしていけばいい。
そんなのんきな生き方をするしかない。
しかしそれは無理なこと。
何故なら藤田は弱くても頑張るキャラだから。
どこまでも報われない努力をしながら。
一生を終える。
ドロヘドロの暴力の裏返しにいるキャラクター。
それが藤田。
悲しいくらいに空虚ですが。
悲しいくらいに愛おしい。
藤田よ永遠なれ。
というわけで次回も正座して待っています。