はいやってきましたBNA。
今回は弱いということはどういうことなのか。
そして弱いものはどうあつかわれるのか。
それが残酷に描かれた回といっていいでしょう。
獣であるということ。
それは余りに残酷で悲しい。
しかし人であるということ。
それは余りに優しく儚い。
非常に考えさせられる回ではありました。
というわけでサクサク感想・考察書いていきます。
目次
全体の感想
- 弱いということはどういうことなのか
- 残酷に描かれた回であった
- 獣であるということ人であるということ
弱いということはどういうことなのか。
この世界で女であるということ。
それは弱さの象徴でしかない。
この世界で子供であるということ。
それもまた弱さの象徴でしかない。
アニマシティではですね。
人に頼る、優しくする。
そういったことが排除され。
徹底的に強いことが求められる。
その残酷さがこれでもかと。
本当にこれでもかというくらい。
描かれた回ではありました。
でもそんな中でもみちるは人であろうとし。
獣の道を否定しているように見えました。
獣の部分だけ強調されるなら。
もはや人である意味はない。
獣であるということ。
人であるということ。
どちらが正しく。
そしてどちらがより良い道なのか。
考えさせられる回ではありました。
弱いことは罪
- 女であるという罪
- 子供であるという罪
- 悪はまた弱さでもあった
弱いことは罪であると。
アニマシティはそう語り掛けているのではと思いました。
女であるという罪。
子供であるという罪。
もはや存在しているだけで。
搾取され不自由さを強いられる。
今回出てきた女ギャングたち。
それはただ悪いという存在ではなく。
弱さの象徴でもありました。
弱さゆえに悪に手を染めてしまう。
そこが悲しくもありやりきれないところでした。
そして子供たち。
何もしらずにただただ搾取される。
その悲しさ。
もはや存在することすら否定されているような。
そんな辛さを感じました。
女であるということ。
子供であるということ。
本来は守られなければいけない存在。
なのに搾取されている姿。
それは痛ましくありました。
影森みちるは人であろうとする
- 強くなければ獣じゃないが
- 優しくなければ人ではない
- 影森みちるは人であろうとした
影森みちるは人であろうとする。
今回はみちるの存在がどういうものなのか。
輪郭が形作られた回でした。
それは人であるということ。
獣でありながら人である。
そして人であろうとすること。
それはみちるの発言だけじゃなくて。
内面にも表れていました。
アニマシティでは強くなければ獣じゃない。
しかしですね。
みちるの中ではですね。
優しくなければ人ではないんですね。
そのみちるの人間部分。
そこが色濃く描かれた回といえるでしょう。
そして今後の予想としては。
やはりみちるは獣の中で。
自分が人であるということ。
また人であろうとするにはどうするのか。
その選択をしていくストーリーになっていくのではと。
人でありたいみちるに光あらんことを。
切に願っています。
影森みちるもまた弱いというところもポイント
- 女子という女の部分
- 高校生という子供の部分
- それでも優しくあろうとするところが物語の優しさ
影森みちるもまた弱いというところもポイント。
女子という女の部分。
高校生という子供の部分。
弱いものが食われるアニマシティで。
また弱い存在であるみちる。
しかしそれでも他者に優しくあろうとする。
ここが物語の大きなポイントであると思いました。
強いものが弱いものを救う。
それが物語の鉄則。
ではあるんですが。
弱いものがさらに弱いものを救う。
そこにも感動が生まれる。
そして今回感動が生まれた瞬間。
それは弱いみちるが弱いものをさらに救うという行動。
ここに物語の優しさがあり。
また尊さがあるように思えました。
弱くもありまた優しくもあるみちるが。
今後どのような行動をとるのか。
楽しみに待っていたいと思います。
救うというテーマ
- 弱いという獣の部分
- 救うという人間の部分
- どちらもあってこそのBNA
救うというテーマについて。
今回は何度も言うように。
弱いというのはどういうことか。
それが徹底的に描かれた回でした。
まさに弱肉強食。
弱いものは奪われ。
強いものが全てをさらっていく。
その残酷さが描かれた回でした。
しかしそれだけではないのがBNA。
その残酷さの中で。
救いがあるというのはどういうことなのか。
そして優しさがあるとはどういうことなのか。
獣としての弱さの残酷さだけを描くのではなく。
人間としての救う部分を描いた。
獣としての弱さ。人間としての救い。
どちらもあってこそのBNA。
非常に物語のバランスがとれていて。
素晴らしいと感じる部分が多かったです。
まとめ
- 獣としての残酷さ
- 人としての優しさ
- 獣と人の境界はどこにあるのか
というわけでまとめてみました。
非常に失礼なんですが。
獣人という中途半端な存在。
獣なのか。
人間なのか。
その境界すらおぼろげな。
あいまいなアイデンティティ。
しかしそれをBNAは上手く調理したといえるでしょう。
獣としての残酷さ。
ここを描くことで物語にシビアさを加え。
人としての優しさ。
ここを描くことで視聴者に共感を与える。
獣と人の境界。
このあいまいさに挑戦することで。
非常に真っすぐなみちるの優しさを描いた。
王道の物語になっていたように思えます。
今後も優しい。
そして人であろうとする。
みちるが見れることを信じて。
というわけで次回も正座して待っています。