【からくりサーカス 23話感想】阿紫花とジョージが良い

今回は阿紫花・ジョージ回。
なんというかいままではイマイチパッとしない脇役。
そういう感じの二人でした。
でもだからこそ今回は輝けた。
そこが良いところなんじゃないかなと。
掘り下げもある程度はあり楽しめる展開。
地味ですが良い回だったんじゃないかと。
そういう風に思っています。

全体の感想

阿紫花・ジョージ回
地味な二人だがいい
何気に掘り下げもあった

今回は阿紫花・ジョージ回。
なんというか地味な二人でしたね。
そしてそんなに強くもない二人。
こういっちゃ失礼ですが脇役ですよね。二人とも脇役。
でもだからこそ光るものがあったというか。
応援したくなる場面もあってよかったです。
阿紫花は恐らく自分のプライドのために戦っている。
そしてジョージは守るべき人を見つけてそれで戦っている。
いままでそれほど意味なく生きていたと思われる二人。
それが目的を見つけそして戦う。
そこに今回の戦いの良さがあり面白みがあります。
何気に掘り下げもありましたよね。
阿紫花はパンタローネにないがしろにされたプライド。
そしてジョージはピアノを弾いてくれと言われた子供達。
きっちり何のために戦っているのかわかる描写も良かったです。
地味だからこそ出せた味。今回にはそんな良さがあります。

阿紫花のプライド

阿紫花のどけと言われたプライド
それを取り戻すためにパンタローネと戦っている
自分のプライドを取り戻せたんじゃないか

阿紫花のプライドのために戦う描写が良かった。
あんまり血で血を洗うような戦いは避けたいはずの男。
その男がまさに死ぬような思いをして戦う。
その姿が相当かっこよかった。そしてイケていました。
まあ最後はパンタローネに見逃された。
そういうような形にはなってしまいましたが。
それでも阿紫花のプライドは報われたでしょう。
あそこで戦うのと戦わないのとでは全く別ですからね。
今後の活躍も祈ってます。

ジョージの想い

目的のないまま戦っていたジョージ
そんなジョージを救ったピアノを弾いてねという言葉
ジョージはそれで救われたのだと思う

今までは冷たい人間だったジョージ。
恐らく目的もないままずっと戦い続けていたのでしょう。
しかし自分を認めてくれる存在ができた。
それが子供達だったのではないかと思います。
おそらくピアノを弾いてくれと言われたとき。
ジョージの心は救われたのでしょう。
そして他人のために戦うということを覚えた。
さらに他人のために戦い。勝った。
そのことはかなり素晴らしい出来事だったんじゃないかなと。
そういう風に思っています。
ジョージの最期は切なかったですね。
彼が報われる日が来てくれる日を待っています。

パンタローネの葛藤

主人をなくしたパンタローネ
人間を傷つけることを禁じられたゆえの葛藤
パンタローネはどう生きるのか

パンタローネも見ていて辛かったですね。
主人をなくしてしまったパンタローネ。
そしてエレオノールに人間を傷つけることを禁じられたゆえの葛藤。
本当にその形が最後の最後に出た。
この描写がたまらなく良かったように思えます。
本当に今後パンタローネはどうやって生きていくんでしょうか。
エレオノールを主人として付き従っていくのか。
それともフェイスレス側にずっとついていくのか。
いずれにせよ苦しい道ではあります。
もう生きる意味を見失ってでも戦っている。
その姿が痛々しく、そして辛かった。
パンタローネが良い人形になれるように祈っています。

阿紫花とジョージのボロボロのシーン

阿紫花のボロボロさ
ジョージは瀕死
辛すぎる

二人のボロボロのシーンが見ていられなかった。
阿紫花はだらだら血を流しながらかろうじて生きている。
一方ジョージは瀕死。というか死ぬ寸前。
そんな地味で冴えないボロボロの二人が出会ってしまった。
そして語り合ってしまった。
このシーンがものすごく辛すぎる。
でもなんかジーンときちゃいました。
ただ少し惜しかったのはやっぱり尺ですね。
もっと阿紫花の描写がちゃんとあれば。
もっとジョージの描写がちゃんとあれば。
更にいいシーンになるのにと思わざる得ない。
スタッフの頑張りも分かるんですが。
やっぱり3クールはきついなぁと。
ちょっと思ってしまいました。
でもいいシーンで必見ではあります。

まとめ

阿紫花のプライド
ジョージの想い
非常に地味だが良い回だった

というわけでまとめてみました。
今回は本当に地味だったと思います。
非常にいい方は悪いですが。
でもかなりジーンとくる回ではありました。
でも二人とももっと出番があれば。
もっといいシーンだったのに。
そこだけがちょっと悔やまれますね。
まあ尺の都合上仕方ないかなと。
でも今回はとても楽しく見れました。
今後のからくりサーカスにも期待したいです。