やってきました鬼滅の刃。
今回は鬼を滅するとはどういうことか。
その哲学を見せてくれた回でした。
柱の捨てきった強さ。
そして炭治郎の溢れるような優しさ。
その対比が素晴らしく印象的な回でした。
というわけでサクサク感想書いていきます。
目次
全体の感想
- 累の救い
- 許す存在としての炭治郎
- 裁く存在としての柱
染み入るような回でした。
なんといっても累の救い。
これが大きかったかなと。
冨岡が裁き。
炭治郎が許した。
そのような構図が見えてきました。
鬼であっても救いはある。
そして許しもある。
そう思うと圧倒的に敵の魅力が増してきました。
非常に敵の使い方が上手い。
そして何をすれば視聴者が感動するのか。
それを分かったうえでの累の最期。
那多蜘蛛山での家族の絆に綺麗に終止符を打ってくれた。
素晴らしい回であったと思います。
そして恐らく炭治郎は異端ではあるのです。
恐らく鬼殺隊の中では。
でもその異端さを活かして鬼を救ってほしい。
そう願ってやみません。
累の最期
- 累は家族の絆を見出した
- 家族は見捨てていなかった
- 良い最期だった
累の最期が圧倒的に良かった。
ずっと考えさせられていた家族の絆。
それがどういう風に終止符を打つのか。
ずっと気になっていました。
まさか敵が見せてくれることになるとは。
想いも寄りませんでした。
これが累のたどり着いた道なんですよね。
そしてやさしい家族がいたからこその道。
累が人間だったときも。
累が鬼になった時も。
そして両親自らが犠牲になった時も。
ずっとそこに愛はあった。
むしろ愛しかなかった。
ないと思っていたもの。
それがあったと気づいた時。
累は救われたんだと思います。
あの世でも幸せになってほしい。
そう思わずにはいられませんでした。
裁く存在としての柱
- 鬼に情はない柱達
- だからこそ強く、美しい
- 捨て去った強さがあった
裁く存在としての柱が切ない。
冨岡は累に情などありませんでした。
彼自体には情はあります。
だからこそ炭治郎と禰豆子を逃した。
そして協力した。
熱い、本当に熱い情を持つ男。
そんな男でも鬼には情はない。
そこが彼を強くしたいわれでしょう。
胡蝶も躊躇なく禰豆子を切ろうとした。
これは彼女が感情がないからではない。
むしろ鬼を切るという。
それだけに特化して生きてきたからこそ。
だからこそ自然に反応する行為。
柱達には鬼はただ切るべき存在。
シンプルな思考で鬼を見ている。
だからこそ強い。だからこそ美しい。
そこにあるのは他をすべて捨て去った。
そんな強さがありました。
柱の内面が見れた気がしていい回でした。
許す存在としての炭治郎
- 鬼を許す炭治郎
- だからこそ鬼に救いが生まれる
- 異端であるが貴重な存在
許す存在としての炭治郎が尊い。
ただ鬼を切ることに特化した柱達。
それにくらべ炭治郎は圧倒的に優しい。
鬼すら許そうとしている。
そこは甘さなのかもしれません。
でもその甘さが圧倒的に染みてくる。
鬼も元は人間であり情を持っていた。
そこに気づかせてくれる炭治郎の存在は貴重でした。
彼がいたからこそ累の想いが圧倒的に響いてくる。
敵の描き方が圧倒的に深くなってくるんですね。
でも炭治郎は圧倒的に異端な存在であることも確かです。
鬼に情など持ち合わせない。
そちらのほうがシンプルに強くなる。
そしてシンプルに鬼を切れる。
それに比べ炭治郎の思想はやわらかすぎる。
そしてしなやかすぎる。
しかしそんな許す存在だからこそ。
炭治郎の持つ役割は大きいと思うんですよね。
ただの敵に情を与え思想を与える。
そんな炭治郎が主人公で良かったと心から思います。
鬼を滅するとはどういうことか
- ただ鬼を切るだけが滅することではない
- 許し救うことで完全に滅することができる
- 炭治郎の哲学が認められることを祈る
鬼を滅するということが深すぎる。
ただ鬼を切るだけではたどり着けない。
鬼も元人間であり、良心をもっていた。
そこをみとめ許し救っていく。
それでこそ完全に滅することが出来る。
これは炭治郎の思想なんですよね。
正直言って甘い。
そして強くなれない。
捨てきれていない思想とも言えます。
事実捨てきった柱達。
その柱達が圧倒的な強さで描かれている以上。
シンプルに強く生きたほうがいいのかもしれません。
でも私は炭治郎の思想に同意したい。
そして炭治郎にそのまま強くなってほしい。
しなやかでやわらかい主人公だからこそ。
今回の累の最期も圧倒的に響いてきた。
だからこそ鬼が滅せられる度に。
響く最期を見せてくれる炭治郎。
彼の存在が本当の意味で「鬼滅」にふさわしい。
そんな存在になってほしいです。
まとめ
- 裁く柱達
- 許す炭治郎
- 対比が響いてきた
というわけでまとめてみました。
裁く存在としての柱達。
柱は一体どれだけの数の鬼を切り。
途方もない修業をし。
そして鬼に対する情を捨てきってきたのか。
それが端々から感じられました。
強く孤独でかっこいい。
そんな柱という存在。
しかと見せてくれたと思います。
それに対し許す炭治郎。
彼は圧倒的に優しかった。
優しすぎるんじゃないかというくらい優しかった。
でもだからこそ本当の意味で鬼を滅することができる。
そんな資質が感じられた回でした。
柱と炭治郎。
その対比が素晴らしい。
どちらも間違いはないのだと思います。
私は炭治郎派ですが。
柱の存在も分かります。
というわけで次回も正座して待っています。
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